【機内スタッフ】
着席するなり,キャビンクルーのお姉さんが挨拶に来ました。まあビジネスクラスに乗れば,よくある光景なのですが…
「おはようございます,ミスター○○(私の名字)。私はミミです。あなたをどのようにお呼びしたらよろしいでしょうか?」
これはびっくり。ファーストネームで呼び合いましょうということですよね。機内でこんなことを訊かれたのは,後にも先にも,このフライトだけ。
「えっ…じゃあ,エディと呼んでください」
「はい,エディ,それでは何かありましたらお気軽に声を掛けてください」
その後,こちらもミミと話すときには,「ありがとう,ミミ」などとファーストネームが追加されるわけです。
更にびっくりしたことに,ミミ以外のキャビンクルー全員が,私に「エディ」と語りかけてくる。おそるべし伝達ネットワーク。
これ以外のSQのフライトでも同じ体験をしたわけではないので,おそらく,このときのキャビンクルーのチーム方針(又はミミの個人的判断)だと思います。各クルーに,かなり高い裁量権が与えられているのでしょうね。
それにしても,この挨拶のお陰で,フライト中ずっと,ミミをはじめとするクルーの皆さんと楽しく語らうことができました。私が経験した中で,最高のキャビンクルーでした。
【機内食・ドリンク】
1食目はアジアンエスニックを選択。魚丸入りのフォーでした。これも機内食とは思えない完成度の高さ。これまで機内で食べてきた麺類の中で,いちばん地上の味に近かった。
2食目は私の好物のラムシャンクがあったので迷わず選択。自分でもよく作るメニューなのですが,しっかりとした下味,ソースの濃厚さなど,SQ機内食の圧勝。
【座席(シート)】
2011年頃のオークランド線はライフラットシートですが,昼間フライトならこれで十分。隣も空席だったので更に快適。
この頃は昼間フライトでも機内を真っ暗にしなかったので,バリ島やオーストラリアのアウトバックなどの風景を堪能することができました。
【空港サービス】
シンガポール空港に午前3時過ぎに着いて,乗り換え時間が5時間ほどありました。
仮眠をとりたいのだけどチャンギのシルバークリスラウンジにはソファー形状の椅子がない。
到着したのも出発するのもターミナル3だったけれど,ターミナル2には仮眠ブースがあるという未確認情報をもとに,スカイトレインが運転開始前の夜明けのチャンギ空港内をターミナル2まで歩き続けました。
しかしターミナル2のシルバークリスラウンジの構造も同じで,ソファはなし。受付のお姉さんに「あなたのフライトはターミナル3なのに,なんでターミナル2まで来たんですか?」と驚かれてしまった。
仕方がないのでターミナル2のラウンジで1時間ほど休憩した後,スカイトレインの初電を待ってターミナル3のラウンジに戻り,再び休憩。(空港内の)長い旅だった。
【総合評価】
オーストラリア上空でウルルの近所を飛んでいたので,ギャレー近くのドアの窓からウルルを探していたら,ミミが「エディ,どうしました?」と訊いてきます。
「ミミ,このへんにウルルがあると思うんだけど,見当たらないんですよ」と答えたら,キャビンクルーが集まって地図を眺めながらチェックしてくれました。
けっきょくウルルは更に300キロほど離れているらしく,視認できず。しかしキャビンクルーのみなさんの素晴らしさを改めて認識しました。
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May 02, 2020 at 09:05AM
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