イギリス政府は10日、新型コロナウイルス対策として近く、空路入国者に一定期間の自主隔離を命令する方針を示した。ただし、フランスからの入国者は免除する方針という。
3月末からのロックダウン(都市封鎖)対策の緩和方法を発表したボリス・ジョンソン首相は、外国から空路でイギリスに入国する人に対する隔離措置が始まると「通達」すると述べた。
ジョンソン首相は、「感染拡大がかなり減っている状態で近く、空路でこの国に入る人たちに隔離を命令することになると、通達する」と述べた。
ジョンソン首相の発表後、首相官邸はフランス政府との相互取り決めに伴い、空路入国者の隔離はフランスからの入国者には適用されないと明らかにした。
イギリス航空各社によると、政府はこれに先立ち、アイルランドを除く外国から空路でイギリスに入国する全員に、14日間の自主隔離実施を5月末から指示すると通達したという。
英航空団体「エアラインズUK」によると、アイルランドを除く外国からイギリスに入国する人は、個人宅で自主隔離しなくてはならなくなる。
政府や航空関係者はBBCニュースに対して、この措置により入国者は空港の入国審査で、自主隔離する住所提出を求められるかもしれないと述べた。
航空関係者はBBCに対して、航空担当閣外相と10日に電話会議で会談したものの、隔離措置がいつからいつまでで、実施状況を定期的に点検するのかなど、詳細がまだ不明だと話した。
航空各社は、この隔離措置の実施に対応するため、政府に追加支援策を求めている。
業界団体「エアラインズUK」の責任者ティム・アルダースレイド氏は、「政府も含めて我々全員が『新しい普通』に適応しなくてはならないが、航空旅客をこのような形で封鎖するのは適切ではない」、「政府は実質的に、ほとんどの人は当面、飛行機で移動できないと伝えているわけで、航空各社は運航を止めて対応するしかなくなる。それだけに緊急の追加政府支援が必要になる」と述べた。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)の影響で、すでに格安航空ライアンエアーは従業員3000人の解雇計画を発表し、残る従業員には給与カットを要請した。
ブリティッシュエアウェイズはこれまでに、1万2000人の雇用を削減する方針を示しており、パンデミック収束後もガトウィック空港での運航を再開できなくなるかもしれないとしている。
BBCのトム・バリッジ交通担当編集委員によると、野党からも「今までやっていなかったことを、なぜ今になってやるのか」と反発の声が上がっている。
ロックダウン開始の3月23日以降、約10万人がイギリスに入国しており、帰国者の多くが自分は自主隔離すべきなのかはっきり分からない状態に置かれているという。
イギリス政府はパンデミック当初、中国やイタリアから帰国して発症していない人は2週間、自宅で自主隔離するよう求めていたが、この政府助言は3月13日に撤回された。
(英語記事 Coronavirus: French passengers exempt from UK quarantine plans)
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May 11, 2020 at 10:12AM
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