15日
10時32分

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ノートルダム大聖堂再建に暗い影、大規模火災から1年
フランス・パリにある世界遺産ノートルダム大聖堂の大規模火災から15日で1年ですが、この再建にも新型コロナウイルスの感染拡大が暗い影を落としています。
去年4月に起きた火災では、大聖堂のシンボルだった尖塔や屋根が焼け落ちました。フランス人の心の拠り所でもあるだけに、早期の再建が望まれています。しかし・・・
「あの火災から1年、ノートルダム大聖堂の修復工事ですが、いま完全にストップしてしまっています」(記者)
理由は新型コロナウイルスの感染拡大です。修復作業の多くは高い場所で行われ、作業員同士が密にコミュニケーションをとりながら安全を確保してきました。しかし、その近い距離感が感染対策では安全ではないとされ、先月16日から工事を中断したのです。
マクロン大統領は、火災直後に「5年で再建する」としましたが、工事再開のめどは立っていません。また、日本円で1080億円もの寄付の表明がありましたが、実際に集まっているのは2割程度で、今後、経済が失速すれば再建のための財源が確保できるかも不透明です。
「傷ついた大聖堂がいま傷ついている国の中心にあることを忘れないでください」(ノートルダム大聖堂 パトリック・ショーべ主任司教)
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April 15, 2020 at 10:50AM
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