兵庫県内に緊急事態宣言が出されてから１４日で１週間になりました。
この間、どう過ごしてきたのか、神戸市内で聞きました。
神戸市の７０歳の夫と６８歳の妻の夫婦は、「緊急事態宣言が出てから息子が在宅勤務になったので孫を預かっています。孫と会えるのはうれしいのですが、早く事態が収束してほしい」と話していました。
また、神戸市内で働く４０代の女性は、「勤務先があさってから休業します。この１週間は出勤していたので、通勤電車の中ではどこにも触らないようにし、仕事以外では家にいるようにしていました。収束したら友達と会いたい」と話していました。
【自動車学校では対応に追われる】
１５日からの休業要請の対象となった西宮市の自動車教習所では、予約をしていた人への電話連絡などの対応に追われていました。
西宮市にある兵庫県自動車学校西宮本校は、県からの休業要請を受けて、１５日から来月６日まで休業することを決めました。
１４日は職員たちが、この間に教習の予約を入れていた人全員に電話をかけて、日程の変更について説明するなど対応に追われていました。
兵庫県自動車学校西宮本校の三隅惠一校長は、「予約を入れていた方からは、お叱りを受けていますが、今は、安全を第一に考えたい。休業が明けたら、感染対策を行ったうえで改めて対応します」と話していました。
【パチンコ店“融資制度の拡充を”】
新型コロナウイルスの急速な感染拡大を受けて休業要請をされることになった兵庫県内のパチンコ店は、資金繰りが苦しくなるとして融資制度の拡充などの支援を訴えています。
兵庫県では、１５日午前０時から県内の施設への休業を要請することにしていて、パチンコ店などの遊技場も対象になっています。
これについて県内のパチンコ店が取材に応じ、窮状を訴えました。
この店では、緊急事態宣言が出された翌日の今月８日から営業を取りやめていて、現在は、店内の清掃やパチンコ台の交換などの業務のみを行っているということです。
店の経営者は、「感染拡大が続き、お客さまの安全・安心の確保が難しい中、行政の要請に従い営業を取りやめるほかなかった」と述べました。
そのうえで、「パチンコ店は一般的な小売店よりも家賃や機械の維持費などの固定費が多くかかるが、企業の借り入れを支援する信用保証制度の対象になっておらず、資金繰りに困っている店が数多くある。従業員の給料も払わなければならないので、せめて他の業種と同じように扱ってもらえるよう、融資制度の拡充を国や県にお願いしたい」と訴えました。
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April 14, 2020 at 09:46AM
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