データドリブンを実践するにあたり、上流の設計や戦略が固まっておらず施策だけが走っている事態は少なくありません。旅行会社のJTBでも例に漏れず、データ統合のプロジェクトは立ち上がっていたものの、データドリブンとは言いがたい状況が続いていたそうです。
そんな中で外部からWeb販売部のデジタルマーケティングの戦略統括として着任した福田晃仁さんは、組織改革の意思は感じつつも何をしたらいいのかわからず困っているという印象を持ったと言います。ですが、今や同社はデータドリブンなマーケティングを実現している大手企業として業界でも注目の存在となりつつあります。福田さんはいかにして変革をプロデュースしたのでしょうか。
このたびMarkeZineでは、福田さんが取り組んだ改革の手法と考え方が語られた連載を電書『JTBが挑むデータドリブン戦略 立ち上げから基盤~分析~施策まで』として発売しました。
本書では当時のJTBが抱えていた課題を取り上げ、それをどう解決していったのかが当事者である福田さんによって解説されます。基盤、分析、施策を根づかせるためのデータサイエンスセントラルの構築から、プライベートDMPの設計、顧客構造の分析、そして組織変革を実現するまで、何が難しくてどう対処すればいいのか、具体的な試行錯誤の結果が詰め込まれています。
データドリブンを根づかせるには、たとえば既存のKPIの考え方が障壁になる場合も。つまり、データドリブンの実現は価値観の変革でもあります。企業文化にまで影響を与える変化にどうやって取り組めばいいのか、本書はそのためのモチベーションとノウハウを学べる1冊となっています。
目次
第1章 データの向こう側には人の心がある データドリブン戦略に舵を切ったJTBの挑戦
第2章 施策から逆算する JTBのプライベートDMP設計
第3章 セグメントを「なに」で切るか? 顧客構造を解明する分析とは
第4章 変わりたいのに、変われない 組織変革の障壁と打ち手
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April 07, 2020 at 05:00AM
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JTBはどのようにデータドリブンの基盤と文化を作り上げたのか? 責任者が語る改革の方法論が電書で発売 - MarkeZine
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