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“使い回し” 身近に潜む「感染リスク」どう防ぐ? “新型コロナ” - www.fnn.jp

26日、取材班が向かったのは、千葉・市川市。

25日、3人の新型コロナウイルス感染が確認されたスポーツジムは、多くの人が行き交う駅のまさに“目と鼻の先”にあった。

暮らしの現場そのものである街の中心部での感染に人々は...。

同じジムに通う人「不安です。(感染した)参加している方と(レッスンが)同じ時間なので」

60代「毎日ここ(同じ施設)を使ってるから嫌ですよね」

感染した3人と同じ時間帯にジムにいた“濃厚接触者”は、実に600人。

60代「汗を触って、その手がくっついたらうつるかも...」

では一体、ジムの中では、どのようなケースに感染のリスクが潜んでいるのか。

取材班は、専門家と共に緊急検証。

浮かんできだキーワードは“使いまわし”。

感染症学の専門家「いろんな人がこれ(用具)を入れ代わり立ち代わり持つことが、一番リスクがある」

そういえばアレも“使い回し” 身近に潜む「感染リスク」どう防ぐ?

取材班が訪ねた東京都内のスポーツジム。

トレーナーは、26日から全員マスクを付けて指導にあたっていた。

FORZA fitness studio GRAN 吉野達彦さん「千葉のフィットネスクラブでの感染を受けまして、うちのジムでもスタッフのマスク着用と、あらためてお客さまの手の消毒を徹底していただくことになりました」

千葉県は25日、新型コロナウイルスへの感染が確認された3人の行動履歴を調べた結果、「同じスポーツジムを利用していた」と発表。

千葉県疾病対策課 石川秀一郎課長「約600(人)。濃厚接触者として健康観察をしていく」

3人と同じ時間帯にジムにいた利用者やスタッフおよそ600人を“濃厚接触者”として今後、経過観察するとしている。

厚労省によると、濃厚接触とは、「必要な感染予防策なしで手で触れること、または対面で会話することが可能な距離、目安として2メートル以内で接触した方など」とされている。

では、スポーツジムの中では、どのような行為で感染リスクが高まるのか。

取材班はスポーツジムと、感染症にくわしい中原英臣医学博士協力のもと検証した。

ウイルスの感染経路は、大きく分けて「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」の2つ。

中原氏がまず指摘したのが、「密閉された空間」に潜むリスク。

感染症学が専門 中原英臣医学博士「(閉鎖的な空間は気をつけるべきポイント?)そうですね。当然ね。空気が循環されていないわけですからね」

政府が25日まとめた“新型コロナ対策の基本方針”でも、「閉鎖空間の近距離で多くの人と会話するなど、一定の環境下であれば、せきやくしゃみがなくても感染する危険がある」とされている。

続いて向かったのは、トレーニングマシン。

感染症学が専門 中原英臣医学博士「もし感染している人が、ここで大きなせきをすれば、それは2メートルくらい離した方がいい」

「飛沫感染」を防げる目安は、“2メートル以上”離れることだが、横に並んだ器具の距離は80cmほど。

さらに別のマシンに向かうと、今度は「接触感染」のリスクが高いポイントが。

感染症学が専門 中原英臣医学博士「もし彼女が感染しているとしたら、この手にウイルスが付いている可能性がある。こういうスベスベした金属の方が、感染力が持続するんです。ですから、こういう状態でもしウイルスが付くと、後からやった人が同じように持つと、接触感染する可能性がある」

接触感染には、ウイルスのついた手などが、ほかの人の体などに触れることで感染が広がる「直接接触」と、ウイルスが付いたものを通じて感染する「間接接触」の2種類がある。

器具の「使い回し」では、この「間接接触」での感染リスクが高まることになる。

「使い回し」による危険は、スポーツジムに限らない。

街の人たちに、日常生活の中で使い回しをするものを聞いた。

50代「バスとか電車もそうですし、手すりとか」

20代「ブランコの手つかむところ。そこらへんも心配」

気づかぬうちに他人と“使い回している”ものがたくさん。

では、どういった対処が必要なのか。

感染症学が専門 中原英臣医学博士「手を気をつけましょう。接触感染が一番多そうですから。家に帰ったら消毒して手を洗うことをちゃんとすれば、そんなに心配する必要はない」

今回のケースでは、感染者同士が発症前、施設内で同じ「スポーツ教室」に参加していた日もあったという。

そこで取材班は、ジムで行われる「エアロビクス教室」を再現し、どのような状況なのかを検証した。

まず参加者から上がったのが、参加者同士の近さ。

50代「(エアロビクス)やってる最中に開放的になってしまって、隣との距離感なんて考えてないので、かなり接触率は高いのかなと」

実際に計ってみると、およそ60cm。

閉鎖空間の近距離では、せきやくしゃみをしなくても、会話や激しい息づかいなどでも感染のリスクが高まる。

エアロビクスインストラクター・鳥巣愛佳さん「(参加者同士が)密着したりだとか、お客さまとインストラクターとの距離も近いので、そこは怖いところはあるなと思います」

さらに時間がたつと、新たな不安のタネが。

60代「くしゃみとかうつったりするのは聞いているので、汗も含まれるんじゃないかと」

“汗が原因で感染することはあるのか?”という疑問。

感染症学が専門 中原英臣医学博士「汗からウイルスが出ることはない。心配しちゃいけません。(感染の元となるものは)あくまで喉から出てくる」

飛沫感染の元となるのは、唾液や鼻水などとされていて、汗が原因で感染するケースは確認されていないという。

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February 26, 2020 at 09:25PM
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