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起業家の「理念」、失わない環境をどう作る? - 日経ビジネス電子版

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[ライブ配信を見る(2月19日午後7時開始予定)]
「D2C」ブランドで実現する「理念経営」

旬の「あの人」と対話ができる。参加者同士でつながれる──。日経ビジネスは、記事やイベント、動画を組み合わせた新しいコンテンツ「Raise LIVE」をお届けします。あなたも、このコミュニティーの一員になりませんか。

水曜日は副編集長の原隆が「起業家は語る」と題した連載とイベントを担当します。

[Raise LIVEのトークイベントに申し込む]

 日経ビジネス電子版で7月から開始した「1分でわかる起業家たちのリンカク」をご覧になったことはあるだろうか。1分という限られた時間の中で、起業家の個性やパッションなどを伝える動画連載だ。

 編集なしで1分間話し続けるからか、撮影現場では毎回、独特の緊張感が流れている。恐る恐る手探りで始めたものの、今では様々なスタートアップから問い合わせを受けるまで認知されるようになった。

 「どうしても紹介したい魅力的な経営者がいる」。知人の女性経営者からこう言われてお会いしたのがモデラート代表を務める市原明日香さんだった。

 モデラートは女性向けにパーソナルスタイリングサービスやオリジナルブランドを手掛けているD2C(Direct to Consumer)企業。お話をしていて、その知人が何に引かれていたのかすぐに分かった。

 とにかく顧客を大事にしたいという思いが初対面の時から伝わってきた。もちろんベンチャーキャピタルから出資を受けている身としては企業の成長も求められる。それでも、理念を第一義に考えたい。そんな経営者だった。

 2019年9月、編集を担当した書籍『ディープテック 世界の未来を切り開く「眠れる技術」』が発売になった。世界中の根深い課題に対して、テクノロジーでの解決に挑む企業を数多く紹介した。そのどれもが決して簡単に実現するものではない。だが、起業家たちは理念を決して失うことなく、周囲も支援を続けている姿が新鮮だった。

 時代の変遷とともに、起業家もさま変わりしている。一昔前は一獲千金を夢見てひた走る起業家が多かったが、今は社会課題を解決したいと考えて挑み続ける起業家が増えたように思う。

 ディープテックの著者でもある丸幸弘氏率いるリバネスグループはこうした理念型起業家を支えるエコシステムを構築している。だが、業界全体を見渡せばまだ十分に環境が整っているとは言いがたい。理念を大事にしたいと思う起業家が安心して事業に打ち込める環境をどのように作っていくべきなのか。国内のスタートアップエコシステムをさらに発展させていくためには、真剣に考えていく必要がある。

 本日(20年2月19日)午後7時から開催するRaise LIVE「『D2C』ブランドで実現する『理念経営』」では、モデラート代表の市原明日香氏をお招きする。同社が何を最重視しているのかを伺いながら、理念を失わずに事業の成長を続けていく秘訣についても聞いてみる予定だ。当日申し込みも受け付けているほか、イベントに参加できない方はライブ配信をご用意している。お時間があればぜひ参加いただきたい。

[ライブ配信を見る(2月19日午後7時開始予定)]
「D2C」ブランドで実現する「理念経営」

「起業家は語る」トークイベント

2/19 「D2C」ブランドで実現する「理念経営」
モデラート 市原明日香氏

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February 19, 2020 at 03:04PM
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